通年ではこの時期 寒い筈の気候が異常に温かく4月ごろの気象状態で人間だけでなく全ての生き物はこの異常さに如何に対応するか悩んで?いることと思います。
12年間一途に「日本蜜蜂」の養蜂を続けてきましたが今年ほど暖冬気象に見舞われたことは無くこれから起こりうる「日本蜜蜂」の異常なる行動を予測しながら養蜂を進めなければなりません。
「日本蜜蜂」はソメイヨシノ(さくら)が咲くころになると親女王蜂は次なる新女王蜂を産卵し誕生まじかに成ると働き蜂の1/3(5~6,000匹程)を連れて新棲家に移動するのですが その時期を狙って飛び立つ親女王蜂と働き蜂を捕獲することが我々の大きな仕事に成ります。元々野生化している日本蜜蜂を再び巣箱に収集することは至難の業が必要となり古来からいろいろと工夫がなされていますが未だに決め手になる方法は有りません。
このまま温かく続くことは考えられません。近いうちにキッと冬型の気象状態にもどり震えることと思いますが春が来たと思っていろいろと準備を始めた日本蜜蜂たちは定まらない異常気象に嫌気をさして どこかへ逃避してしまうかもしれません。最悪のストーリとなります。
この異常気象は無知なる人間の起こした自然破壊の結果であると断言した方が居ましたが全くその通りだと思います。もっと地球感覚のスケールで人類は自然を大切にし自然と共存することを学ばなければなりません。
近年は「日本蜜蜂」が見直されて各地からの見学集団が中延に見えますが このような状態が続けば対応が困難な事態に陥りことも考えられます。絶滅危惧種の一歩手前まで激減している有益昆虫の「日本蜜蜂」を少しでも増やしていければと思い日々の養蜂活動に精を出しているところです。