先日久しぶりに高校時代の 旧友たちと夕食会が有り新橋まで出かけてきました。いつものメンバーが揃っていたが欠席したことの無いH氏が見当たらずきっと遅れてくるのだと思っていたが隣に座っていたO氏が小さな声で呟き始めたのは「Hは どうも癌で入院してるようだ!でも直ぐに退院するだろう!」と軽い口調で話してくれたが何となく気にかかっていたところ数日前にO氏から連絡が入り一週間前にすでに亡くなっていて葬式もすでに家族のみで済ませたそうだ。H氏の遺言の中に一切他人に知らせることはしないで欲しいと言い残してあったそうで我々にも何の知らせが無かった理由が分かった。
彼はグループの中で困りごとを持ったメンバーがいたら率先して相談に乗っていた。今どき珍しく思いやりのあるしっかり者であった。今年の正月にも皆で新年会をし彼も出席していたがキッと弱音を見せるのが嫌で ひた隠しにしていたのだろ。
余りにもあっけなく亡くなってしまったのでグループの世話役から「H君を偲ぶ会」を近々行いたいとの連絡が入り在りし日のH氏を偲ぶことになった。
作家の佐藤愛子さんが「70代・80代は花盛り!」と隋筆に書かれてあったが 彼にはもっと長生きして友人たちの為に頑張って欲しかった。ご冥福を祈り心から合掌するばかりです。