紫陽花が雨に濡れて清楚な姿で咲き誇っているこの季節(梅雨)は いろいろと恩恵をもたらしてくれる季節でもあります。中でも発酵食品にとって最高の季節であります。日本食の代表的な物の下味は殆どが「昆布とカツオ」ですが「梅雨」という5番目の季節を持っているわが国では発酵食品の殆どはこの季節に製品化されます。
「漬物」や「納豆」は今では機械化されて年中作られているようですが全国各地ではその地方独特の発酵食品が特産物として販売されるようになりました。
その昔(約40年前)珍しい“琵琶湖の鮒ずし”を頂いたので夕食に間に合うようにと急いで家路に向かい家族全員で珍しい「鮒ずし」を開いたところ部屋中が臭くなりとても口にすることは出来ず子供たちの恨めしい視線を受けながらそっと元のように包み込むといった失態を演じたことが昨日のように思い出されます。
後で分かったことですが「鮒ずし」を食べれる人は本当の“美食家”だそうで一般人にはちょっと食べ辛いものだと分かりました。
湿気の多いこの季節もあと半月もすれば真夏の太陽が到来し暑さとの戦いが始まりますその為にも今から体調を整えて元気に夏を迎えたいと思っているところです。