異常気象と思える最近のお天気に外作業をする側としていつも振り回されています。
先週末の寒さと降水量は6月とは思えない異常な天候でした。
漸く晴れ間の天気予報が出たかと思うと今度は真夏のような暑さで高齢者にとって体調を維持することが大変です。
しかしこちらの都合ばかりを言っていてはお困りごとを抱えている高齢者のお役にたてません。コンセルジュ(作業者)の方々にはボランティア精神を発揮して頂き積極果敢に取組んでもらっている昨今です。
先般 老婦人より「雨漏りして部屋の中が濡れ乾くとカビが生えるので何とかしてほしい!」と防水作業の依頼を受けました。早速に訪問して現場を拝見したら3階建ての鉄コンクリート造りでどこからも雨漏りする様子が見えず不思議に思いながら外壁を調べたところ大きなダクトが取り付けてあり利用されているのかと尋ねたところ依頼主も今まで気が付かなかったようだ。先の持ち主が営業上取り付けたものと思われた。そのダクトが老朽化し穴が開いている部分から換気扇のある穴に雨水が流れ落ちて部屋の中を濡らしていたことが判明した。
依頼主は20年前に2階ワンフロアを買い求めた時はすでに部屋の中はベニヤ板で換気口が塞がれており まさか換気口から雨水が入り込むとは想像もしなかったと述懐されていました。
結局古くなったダクトを取り外し換気口に除湿剤を埋めステンレス板で塞ぎ雨の流入を塞いでから室内のクロスを張り替えることで一件落着となりました。
それにしても仲介業者である不動産屋のいい加減な処理に只々驚くばかりでありました。人目に触れないところで手抜き工事をするのは良く耳にしているがこのような物件を買わされた高齢者には慰めようがなく現実を正確にお話しして納得してもらいました。 (文責 青木)